雅玲の日記
埼玉県さいたま市にて生田流正派の琴教室・三味線教室を営む中川雅玲の日記です。新しい可能性を目指して常に新しいことにチャレンジしています。そして保守的な面も守りながら^^
日本の伝統芸能を少しでもたくさんの方に伝えていけたら....
教室については教室のホームページをご覧下さい。
このブログは以下の URL で RSS 1.0 に対応しています。https://garei.org/Diary/index.rdf
2008.12.18 不況
_ 不況
世の中は不景気、派遣切り、内定取り消しや、大手企業の減産やマイナス決算など
本当に負のスパイラルに陥っているような気がします。
幸い、私のまわりで直接的な被害をうけた方はおりませんが景気が悪いと
いわれる中でまずきられるのが文化的なことかもしれません。
文化的なこととは、つまり「それがなくても生きていける」ということですね。
芸術関連などはまさにそうですね。
でも本当にそうでしょうか?
人間は文化的な活動をしなくなったらとてもつまらないと思います。
それはどういう形であっても良いと思います。
内面の充実があってこそ、日々の暮らしをしていけるのでは....と
思っています。
大切な時間とお月謝を払ってきていただいている生徒さんには少しでも充実した
1時間を過ごしていただけるようにと、いつも念頭においています。
幸い、私と過ごす1時間がとても楽しい、とおっしゃってくださる方や、贅沢な時
間、
お箏をひいている間、いやなことを忘れられるんです、といってくださる
方もいます。
箏や三味線をこくことが、癒しであったりストレス解消であったり、
純粋に楽しければいいなぁ....といつも思っています。
そして超絶した技術でひくこと、高い技術でひけることがすべてでは
ありません。
まだまだ初歩の方でも一音だけでもとても素敵な音色でひけたり
することはあります。
そういう表現や音色の大切さも考えながら、これからもお稽古に
臨んでいこうと思っています。